Filed under:
大学生の頃の春休み、まとまった休みがあったため、どこかあまり行けないところを観光したいよね、という話になり、トルコへ旅行することとなりました。トルコまでの交通手段は、アエロフロート航空の飛行機。モスクワで乗り換え、アタチュルク空港まで、10何時間もの長旅でした。
季節はまだまだ寒い春先。飛行機乗り換えのため、モスクワの外気に晒されざるを得ないことがあったのですが、指先まで凍ってしまうのではないかと思うくらい、非常に寒かったことが印象的でした。手袋や小さくまとめるベストなどを持ってきてれば良かったと後悔しました。イスタンブールに3泊。その後、カッパドキアに移動しました。
トルコ料理については旅行前、あまりピンときていなかったのですが、魚介料理がよく出されたことが印象に残っています。また、日本でいうB級グルメのような立ち位置だと思うのですが、屋台で購入したサバサンドを食べました。イスタンブールでは名物となっているようです。日本で売られていても売れるだろう、と予想できるような味でした。全体的に、トルコの食事は、日本人受けするものだと思います。
カッパドキアでは、オプショナルツアーとして、気球に乗りました。そもそも気球に乗るのすら初めて。不安もあったのですが、とても楽しく、オプショナルツアーに参加してよかったと思いました。上がる時は少しパニックになりましたが、遠くを見た方がリラックスできる、とスタッフの方にアドバイスをもらい実行すると本当に気持ちが落ち着いて空の旅を楽しめました。
トルコは親日国なだけあり、私たち日本人が道を尋ねても、どの方も親切に対応してくれました。現地の人たちと、たどたどしい英語や覚えたての基本的なトルコ語で話すのが、とても楽しかったです。面白かったのは、トルココーヒーです。上澄みだけを飲むものなのですが、それを知らず、がぶりと飲んだらびっくりしました。砂のような味がして、トルコの人はこんなものを平気で飲んでいるのか…と思ってしまいました。
楽しかった思い出と言えば、やはりカッパドキアでの気球ツアーです。早朝のオプショナルツアーだったのですが、朝焼けに照らされた岩だらけの景色に、たくさんの気球がふわふわと浮いている景色が、とても幻想的でした。日本ではなかなか見られない、貴重な光景だったと思います。また、日本人だけでなく、色んな国から観光に来た人たちと同じ気球に乗っていたのですが、その人たちと英語で話したりするのも楽しかったです。気球が着地し、気球から降りるときは、助けてもらったりもしました。
ツアーの後半に、イスタンブールに戻って土産物を買う時間があり、グランドバザールに行きました。グランドバザールの広さとにぎわいに、思わず圧倒されてしまいました。友人と別行動をとっていた数時間の間に、完全に迷ってしまいました。なんとか、親切な人に道を聞いたりして、友人と落ち合えたのですが、知らない土地で迷子になりかけるのは、なかなか怖いものがありました。
そして、これだけ多くの店があると、良心的な店も、そうでない店もあります。土産物を一つ買うにも、これはぼったくられているのではないか…と疑いながら選ぶことになります。買い物も、かなり慎重になってしまいました。たくさんのお店があるので店に戻るのは時間がかかるので、気になったものは購入してしまうことをおススメします。
また、グランドバザールでは値引き交渉も頻繁に行われるものですが、私はあまり積極的に「値引きしてくれ!」と勇気が出せませんでした。今考えると、もっと値引き交渉をしようとしていたら、安く買えていたかもしれないし、もっと楽しい思い出もあったのかな…なんて思ったりもします。
Filed under:
2014年の3月前半に、大学の友人と一緒にイタリアへ行きました。卒業旅行で、ローマやフィレンツェ、ベローナなど北を中心にめぐりました。南イタリアは比較的移動がしやすいのですが、北はそれぞれの観光地に距離があり、バス移動が長くなるため、若いうちに行った方がいいとアドバイスされ、北イタリアに決めました。日本からイタリアへは、関西国際空港からの直行便で飛行機移動。その後、イタリアをまわる際には、旅行会社が用意をしたバスを使用しました。現地の列車には、乗っていません。
卒業旅行のパックだったので、ほとんど食事つきでしたが、夜は自由なことが多かったです。朝ごはんはホテルで用意されていて、ザ・外国の朝食という感じ。すこし固めのパンにとろけるチーズ、種類豊富なハムやサラミ、色とりどりのフルーツが用意されていて、おいしかったです。また、本来卒業旅行パックといえばかなりの人数が参加するらしいのですが、3月頭というのは時期的に希望者が少ないらしく、私たちのグループを入れて3組のみの参加でした。
その分全員が仲良くなり、食事も一緒に摂ったり観光情報を交換したりと、非常にたのしいひと時となりました。普通の旅行パックだと、全員同世代で仲良くなる…ということはなかったと思うので、卒業旅行ならではの経験だったかなと感じています。観光内容も充実していて、各観光地では現地の日本人ガイドさんが丁寧に説明をしてくれました。歴史の理解も深めることができ、勉強にもなったと思います。
フィレンツェの人々の陽気さが、非常に印象に残っています。本来私たちのグループは、フィレンツェの街は1日だけで、翌日にはブランドのアウトレット店へ行く予定でした。しかし、私ともう一人の友人がフィレンツェの楽しい雰囲気に虜になり、急きょ別行動をすることに。(グループは5人だったので、3:2に分かれる形となりました)
友人と楽しみに訪れた、昨日ぶりのフィレンツェの街。ピノキオの舞台ということもあって、どこかメルヘンで可愛らしい街並みと、人々の温かい笑顔に「今日も来られてよかったね」と話していた、そのとき。遠くから「○○(私の名前)ー!!!」を言う、男性の声が。何かと思って顔を上げると、そこには昨日出会ったお土産屋さんの店員さんがいました。
笑顔で手を振りながら、私に話しかけてくる彼。なんと、覚えていてくれたのです。すごいなあ…と思いながらコミュニケーションを取り、別れてまた街を歩いていくと、また私の名前を呼ぶ女性の声が。今度は、昨日訪れたレストランのお姉さんでした。こんな調子で、たった数分話しただけの私を覚えて声をかけてくれる町の人たち。観光地とはいえ、すごく楽しい気持ちになりました。
イタリアという街の性質なのか、あまり怖かったことはありませんでした。ただ、内気な友人は、「本当にぐいぐい来るんだね…」と、少し困惑モード。「外国でもどんどんコミュニケーションを取りたい!」「色んな人と出会いたい!しゃべりたい!」という人でないと、陽気で明るい様が、むしろ圧に感じてしまうこともあるかもしれません。
あとは、おしゃれめな服も持って行った方がよかったなと思いました。スリに気を付けることに注意しすぎて、持って行った服装はスニーカー×ズボン×シンプルなトップスの組み合わせばかり。もちろん、過度な露出や歩きにくい靴はおすすめしませんが、ワンピースの1枚でもあると、ディナーのお店を選びません。せっかくよさそうなレストランを見つけても、この服装じゃちょっと入りにくいな…と思ってあきらめたことがあったので、そこは残念でした。ヒールを1足、ワンピースを1着、シャツを1枚くらいでも、十分かと思います。少しドレスアップできる用意があると、安心です。
Filed under:
夫と中学生の娘と3人でドイツのミュンヘン、クリスマスマルクトシーズンに旅行へ行きました。娘がずっとクリスマスを海外で過ごしたいと言っていたのですが、なかなか全員の休みが合う時がなく、やっと調整できたので予定を立てました。交通手段は飛行機でミュンヘンまで到着し、地下鉄とトラムを使っての移動です。
時期はクリスマスシーズンの12月、娘が冬休みに入ったと同時に旅行へ出かけました。ミュンヘンのクリスマスマルクトを堪能するために、グリューワインを飲みながら綺麗な夜のクリスマスシーズンを満喫できればいいなぁと思い、にぎやかな雰囲気を楽しめる繁華街に近いホテルを選びました。
航空券やホテルなどは全て個人で手配をしました。現地のオプショナルツアーは現地のHISで日本人向けのプランが用意してあるので、それを活用して予約を行いました。オプショナルツアーはミュンヘンとニュルンベルクのクリスマスマルクトツアーとノイシュヴァンシュタイン城を巡るツアーです。
冬なので、景色も含めて美しいノイシュヴァンシュタイン城は混みますが、ツアーでの移動だと案内もありますし、食事も全てセットになっているので、かなり手軽に楽しめます。クリスマスマルクトツアーはミュンヘンも市庁舎付近やオデオンプラッツなど、数カ所まわったあとにニュルンベルクへミュンヘン中央駅から移動するので、一味違った旅を味わうことができます。
ドイツで食べた白ソーセージがとても美味しく、特にクリスマスマルクト周辺ではゼメルという少し硬めのパンに白ソーセージを挟んだホットドッグがとても美味しいので、ドイツの本場を堪能することができます。また、昼間のクリスマスマルクトの雰囲気と夜はライトアップされ、寒いですが周辺をゆっくり歩きながらグリューワインとノンアルコールのキンダープンシュのホットワインを飲みながら歩くのは最高です。
焼き栗も現地で購入しましたが、とても美味しくホクホクして寒い時期には最適な食べ物です!マカダミアンヌッセなど甘いナッツも美味しく、ドイツの地元で好まれている食べ物を食べながら見学するのは最高の時間になります。また、くるみ割り人形が有名なので、クリスマスマルクトでは娘は喜んで購入し、ドイツならではのクリスマスグッズを購入して楽しむことができました。
人も多いですが、賑わっているので夜もかなり盛り上がり楽しい一時になりました。クリスマスマルクトへ夜、出かけた時は多くの観光客が来ていますし、スリも多いので怖いです。ちょっとぶつかったとき、バッグが開けられていたので驚きました。お財布やパスポートなどの貴重品はバッグの中に入れず、胸元に小さなパスケースを首元からつるして入れているので、それに大切なものは保管していたのでよかったですが、肩掛けバッグに入れていたハンカチなどとられたし、スリは気づかないうちに取っていくので、これはかなり危険です。
特に外国人だとわかると狙われるので、クリスマスマルクトは特に注意が必要になります。夜は視野も狭くなり、かなりの人混みなのでスリには最適な環境になります。また、地下鉄やトラムに乗る時にスリは近寄ってくることが多々あるので、そういう時も要注意です。特に階段付近は人混みに紛れながらスリしやすいので、貴重品などはバッグにいれないようにすべきです。
子供が複数でグルになって狙ってくることも多いので、小さな子が話しかけてきてもはっきり断る勇気が必要です。携帯電話も外で会話していると、持っていく方もいるので、なるべく外では話さない、そして画面を見ないなど、スマホ操作をしないことがポイントになります。結構スリは多いので要注意です。
Filed under:
フィリピンのセブ島に学生時代の友人と2人で、フィリピン航空の直行便で行きました。3泊4日のプランでしたが、前後1日は移動日だったので実質2日の旅行でした。日本をお昼過ぎに経ち、現地には夜着、現地発は早朝発で、ホテルを出たときにはまだ暗かったです。時期は2月で乾季です。目的は、南の島に行きたいというところから始まり、調べていたところ海に行くなら、マリンアクティビティをしたいということになり、予算、日程から考えてセブ島にしました。
ボホール島の観光ツアーに行きました。世界最小のサル、ターシャを見たり、お椀のような形の丘が連なるチョコレート・ヒルズ展望台に行って景色を楽しむ、教会巡り、ロボック川のクルーズランチを楽しみました。それと、一番楽しかったのが4輪バギーで悪路を走るというものです。これは完全に現地で勧められ申し込みました。
私は運転が出来ないので友人が運転しました。普段だと、乾いた砂だと思うのですがスコールが降った後だったので、タイヤがぬかるみにはまったり、整備されていないのでどう進むかわからなかったりとスリル満点でした。勿論、シートベルトもないので必死に掴って悲鳴をあげながら乗りました。カッパのようなものを着せてくれましたが、それでも全身泥だらけになったのは今では良い思い出です。
現地のオプショナルツアーで会った人たちはとても良い人ばかりでした。日本語でガイドしてくれるのですが、時々わからないこともありお互い英語も交えながら会話をしたのが楽しかったです。イラストや写真などを使いながら説明してくれたので分かりやすく、英語に弱い日本人の扱いも慣れているように感じました。また、日本人とわかるとどこのお店でもとても笑顔になる店員ばかりだったのが印象的です。それだけ日本人に対して良いイメージを持ってくれているのだと嬉しくなりました。
面白かったのは、どこにいっても「可愛い」と言われることです。最初、友人となぜこんなに言われるのかと不思議に思っていたのですが、フィリピン人は褐色の肌の人が多いので、色白に憧れがあるそうです。私も友人もどちらかといえば、色が白い方だったので、納得しました。
ちょっとカフェで休憩していても店員が可愛いと声をかけてくること、移動の船の中でも船員が可愛いと声をかけてくることに最初は警戒していましたが途中から慣れてきて、笑顔でありがとうと返せるようになりました。日本に帰国してからは誰も言ってくれないのが不満に感じるくらいでした。
タクシーの運転がすごく怖かったです。ただ、オプショナルツアーの運転手の運転も荒かったので、酔いやすい人は酔い止めが必ずいると思いました。空港について、ガイドブックに載っている方法でタクシーに乗ってホテルに向かったのですが、きちんと整備された空港に対して街中は暗いので、このままどこかに連れていかれるのではないかとホテルに着くまでの1時間程度がすごく怖かったです。
また、信号もあってないようなものなので前の車が思っているより遅いとどんどん追い抜いていきます。なんでもないような道でも80キロは平気で出していくので、スリル満点でした。一車線の道路でも、反対側の道路に出て追い抜いていくので、何度も正面衝突するのではないかとドキドキしたのを覚えています。
そんな道路事情なので、ホテルから出て目の前のお店に行こうとしてもなかなか道路を渡ることができません。しかし、立ち止まっているとすぐにキャッチセールスや物売りが寄ってくるので、スピードを出す車だらけの中道路を横断するのは怖かった思い出があります。ただ周りの現地の人たちの様子を見ているうちに慣れてきたのです、帰る頃にはすいすい横断できるようになりました。